【パート4の続き】
そこまで詳しくはないが自白剤に近いのだろうか……。
彼女が慌てて看護師に聞いた。「……あの……記憶がなくなるはずなのに……まだ意識がはっきりしてるのですが……眠ってる間に終わるんじゃないんですか……?」
小林看護師が微笑む。「大丈夫ですよ、終わったらこの記憶は無くなっていますからね~」
疑問に思うのも当然だ。意識がなくなると思う患者さんがほとんどだが、実際にはそうではない。
意識は確実にあるが、その間の記憶が欠落する——忘却効果によるものだ。
なんとも言えない絶望の顔。初回の患者さんにある、いつも見る表情だ。
保温トレーには、体温と同じ温度に保たれたフェロシンの注入パッケージが並んでいる。
体温に近い温度に薬液を温めるための機械だ。鎮静用80cc、覚醒用50cc、追加投与用の20ccボトルがたくさんある。これらはすべてこれから女性患者さんの体に注入されるものだ。
ゲル状の溶液は、肛門から注入するためのディスポーザブル浣腸タイプ。
本来、点滴で済むはずの薬を、なぜこんな恥ずかしい投与方法にするのか。あくまで噂によるものだが、薬の効果は公開されているよりもずっと長期的に作用し、女性の身体をゆっくりと快楽を感じやすい体質変えていくらしい。実際、この処置以降性的に目覚める女性も多い。これも少子化対策か・・・・そんな政府の意図が透けて見える。
「今からおくすり、フェロシン80ccを、おしりから入れますからね。」
私は薬液の管をゆっくりと肛門に挿入していく。フェロシン80ccを、ゆっくりと注入していく。
肛門からゲル状の薬剤がドロリと体内へと流し込まれる、彼女のお腹がわずかに膨らむ。腸壁が着実に薬を吸収していく。
「おくすりが効くのを少し待ちますからね。」5分待機。
腸内でフェロシンが広がると、ホルモンに干渉し、子宮が熱を持ち始める。
乳首が痛いほど勃起し、クリトリスも当然充血して膨らむ。患者さんも自覚するし、身体が実際に熱を帯びるのも事実だ。
心拍が108→124→137→152と上がっていく。太ももが震え、腰がわずかにくねり始める。
この効果は絶対的なので、抵抗なんて無意味だ。 頭ではどんなに拒否しても、身体は抵抗できないほど強力。
薬が効いてきた事を確認しながら、分泌物採取を開始する。
まずは採取用の器具を膣内に挿入していく。いつも決まった手順だ。
【パート6へ続く】
